12月18日付の読売新聞に「元気な中小企業の秘密」と題して名古屋の「エイベックス」と言う会社に関する記事が掲載されていました。記事によると、自動車部品の2次下請けメーカーなのですが、新たな市場開拓によって受注に生産が追い付かない元気いっぱいの企業だそうです。その成功の秘訣ですが・・・、短い記事の中にいくつかヒントがありました。

先ず、「ミクロで見ればまだまだ、やれることはある」との社長発言。それから「これまでの取引先に頼るばかりでなく新しい市場を開拓」、「ダメでもともと・・」等々。

原動力はやはり技術力とコスト削減努力だった様ですが、「やれることはないか」の前向きの市場分析、「だめもと・・」の積極性など、記事にもあるようにハングリー精神に基づいた活動が、大きな成功要因と思われます。

もう一つ、印象的なのは、営業をかけた大手企業が「意外に話を聞いてくれた」と言うことです。中小・大手を問わず、新たな取り組み先の発掘によって現状を打破しようとの姿勢の表れでしょうか?

この記事の最後は、「上を向こう。元気な企業が増えることが日本の復活につながる。」と締めくくっていますが、正にその通りだと思います。