替え歌づくりも大変なんですね。思えば、昔はのんびりしてたんだなあ。
そういえば、軍歌と共産主義の応援歌っていえば、「歩兵の本領」と「メーデーの唄」のことを思い出しました。
http://www.youtube.com/watch?v=FJreugfgJUw
http://www.youtube.com/watch?v=WcBZ2RWUbec
「メーデーの唄」は、6・70年代の左翼運動華やかなりし頃のシンボルソングでした。
50代以上の方であれば、「聞け万国の労働者、轟きわたるメーデーの……」という勇壮な歌声を聞けば、きっと感慨深いものがあるでしょう。
でも、実はこの2つの曲にもさらに元歌があるんですよ。
「アムール川の流血や」というものすごいタイトルの歌なんですが、元をただせば19世紀末頃の旧制第一高等学校(東大予科)の寮歌なんです。
http://duarbo.air-nifty.com/songs/2007/08/post_8ac1.html
歌詞をよくよく読んでみると、帝国主義礼賛も甚だしくて、ちょっとついていけません。
一高寮歌といえば、「ああ玉杯に花受けて」がまっ先に思い浮かびますが、格調は高くとも一般庶民を見下すような歌詞には、やはり権力志向と言うかエリート臭が付きまといます。
一方、三高(京大予科)寮歌となると、有名な「紅もゆる丘
の花」といい、加藤登紀子の歌でヒットした「琵琶湖周航の
歌」といい、叙情味あふれる自由な気風が漂っているように
感じるのは私だけでしょうか。 a
=昨年、三高ゆかりの吉田山で撮影
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