「ぼくが小さかった頃・・・・」

和樹さんは、思い出すようにしばらく考えこんでから言葉を続けた。

「息子の私が言うのも何ですが、父はものすごい子ぼんのうでした。忙しい仕事の合い間をぬって、暇を見つけてはいつも遊んでくれました。そういえば、赤ん坊の頃も、夜中であろうが明け方であろうが、ぼくが泣き出すと起きて抱っこして、泣きやむまでずっと部屋中をぐるぐるぐるぐる歩き回ってくれてたんだそうです。抱っこ歩きって、赤ちゃんにとってゆりかごなんですってね」 クリックして続きを読む